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2009年 03月 20日

Mogwai / Happy Songs for Happy People

音楽を楽しむにあたって、「歌」は大きな要素です。

カラオケなんて行ったら、それこそ歌メロがほぼ100%と言っても過言ではない訳ですし、もちろん「詞」によって揺さぶられる感情もあります。
繰り返しですが、音楽にとって「歌」というのは、本当に大きな要素です。

にも関わらず、いつしか歌のない「ポストロック」と呼ばれる音楽を聴いて、歌が載る音楽以上に深く感動している自分がいました。正確には、歌がないからこそ得られる感動を知覚できるようになった、というか。

Mogwai / Happy Songs for Happy People

b0166043_15314174.jpgポストロックと呼ばれるジャンルのなかでも、特に「轟音+美メロ」という公式を確立させたMogwaiは、まさに第一人者というべきバンド。

僕は、4th「Happy Songs for Happy People」からリアルタイムで聴きだしたので、思い入れもこのアルバムに一番強く持っています。(全体的な楽曲の出来から言えば、次の「Mr.Beast」ですが)

と、「轟音+美メロ」と説明を書いておきながら全く「轟音炸裂!」という感じではないので、Mogwaiをネタに書くエントリーに相応しい曲ではないのですが、ただ単純に「僕が好き」ということでこの曲を。




なんとも救いのない内容のビデオですが、実のところ僕らが暮らす世界だって同じようなもんなんですよね。

Mogwai含め、ポストロック勢が奏でる音には、ポジティブとかネガティブとか、人がまず下す皮相的な価値判断が一切ない、と僕は思っています。そして、だからこそ良いんだと思うのです。主観を越えて「ただ在る」ことと、ときに残酷なまでの事実と誠実に対峙しろ、と。

「Travel is Dangerous」とか適当な曲名が多いMogwaiですが、「Happy Songs for Happy People」というのは結構本気で付けたタイトルなんじゃないかと思わせる、「ただ在る」事実と対峙する人々に向けた、幸福な1枚。
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by zakiryo | 2009-03-20 15:35 | Post Rock


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