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カテゴリ:HM / HR( 10 )


2012年 04月 25日

Freak of Nature / Gathering of Freaks

先週末パソコンの周辺機器が欲しくて久しぶりに街中へ出まして、ついでにタワレコ寄ってみるとマドンナの新譜が出ているではありませんか。(帰宅後調べるとひと月前には出とった…)

で、その新譜を購入して早速聴いてみたのですが…うーん、終盤はいいんだけど前半~中盤はいま一つのような…。
別にマドンナが「Vitalicのアルバムに参加しました」みたいな敷居の高いことやらんでもいいのになあ…これなら道中iPodで聴いてたFreak of Natureの方がかっこいいぜ。

ってことで今回は元White LionのMike Trampが在籍していたFreak of Natureについてです。

■Freak of Nature / Gathering of Freaks

b0166043_4271541.jpgFreak of Natureを説明しようとすれば、先述の通り「Mike Trampが在籍してた」っていうのが一番手っ取り早いところではありますが、White Lionとはちょっと違って、右も左もグランジだった90年代前半という時代性を濃く反映したハードロックバンドだったように思います。
たった2枚のアルバムを残しただけで解散してしまったけど、個人的にMike Tramp関係の音源ではこのバンドが一番好き。僕は今でも再結成を期待してしまう、とても良いバンドです。

で、このバンドで特筆すべきは2人のGuですよ。(Mike TrampのVoは、特徴のある声だけにこのバンドでも可もなく不可もなくって感じ)
リフにしろソロにしろちょっとしたバッキングにしろ、かなり音色の異なる2本のギターが良い塩梅に絡み合ってたまらんのであります。2nd「Gathering of Freaks」の後半、Need~Open Space~Get It Yourselfと続く箇所は何度聴いても悶絶してしまうわ…。

そのギターチームの素晴らしさを伝えるべく、動画は93年の日本公演ライブをどうぞ。正直、この曲はクソだけど、ソロが神。



あと1stの1曲目「Turn the other way」もソロが神。(リフも良い)



いやー。やっぱこういう、以前のSkid Rowに通ずるようなバンドはいいですね。よし、今後はManic Edenに続いてFreak of Nature推しで行こう。
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by zakiryo | 2012-04-25 04:29 | HM / HR
2011年 06月 12日

Widowmaker / Blood & Bullets

よく「昔は嫌いだった食べ物が、歳を取ってから好物に変わった」的な話を聞きますが、こういう嗜好の変化って食に限らず、音楽でもあると思うのです。

個人的には、昔は全く受けつけなかったメロハー的な音楽が、最近では「あれ?結構良くね?」と思えるようになってきたり。例えば「Takin Me Down」しか好きじゃなかったHardlineのアルバムが、今では全般通して聴けるようになった、とかね。

歳を重ねることで、昔から好きだった音楽はそのままに、さらに好きになれる音楽の幅が広がった感。

と、こんな前振りで取り上げるのは、なんかもう名前を出して笑いを取るっつー出オチみたいなバンドではありますが、Widowmakerです!

■Widowmaker / Blood & Bullets

b0166043_421411.jpg念のためメタルとは縁遠いボーイズ&ガールズ向けに説明を致しますと、Widowmakerとは、80年代にTwisted Sisterっていうバンドで活躍したDee Sniderが、90年代前半に結成した(プチ)スーパーバンドなのであります!(Blood & Bulletsは、92年発表の1st)

まあ、メタル村の人にとっては「ウイドウメーカーwwwww飛び出るディースナイダー仕様wwwww」と沢山草が生えてしまうようなバンドですが(そもそも「飛び出るディースナイダー」はTwisted Sisterですが)、でもちょっと待って!
曲作ってるのはBernie Tormeで、アルバムでギター弾いているのはAl Pitrelliですよ?
(プチ)スーパーバンドというのは決して言い過ぎではない…はず。

そして何より、今になって聴き直すと曲がすげー良いのです。例えばこの「Your're a Heartbreaker」とか。



…サビのVoハモリが良い!アルバム全体でも、メロハーっぽい曲から当時のSkid Rowを思わせるヘヴィな曲、んでいかにもメタルなバラードまで、どれも良い曲です。Twisted Sister再結成の陰で埋もれてしまうには勿体ない出来栄えなのですよおおおお。

因みに今回Widowmakerを取り上げたのは「今になって聴き直すと」ってのが理由で、このアルバムって高校生時代にも聴いていたんですけど特に好きな感じでも無かったんですよね。ミドルテンポのメロディ重視な感じがダメで。
でも、20年ぐらいかかったけど、このアルバムの良さが分かるようになりました。

まあ今回のエントリーの結論としては、2011年の今こそWidowmaker聴いとけ!ってことです。音楽の良し悪しに、古い/新しい、保守/革新なんていっこも関係ないわい。
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by zakiryo | 2011-06-12 04:24 | HM / HR
2010年 03月 28日

Manic Eden / Manic Eden

すっかり懐古主義的な色合いに染まる当ブログでございますが、今回も94年に遡りまして、ex.Whitesnake等のAdrian Vandenbergが結成したManic Edenを取り上げたいと思います。Manic Edenは、メタル村の皆さんですら忘れているであろう、地味ながらも良いバンドなのです。

■ Manic Eden / Manic Eden

b0166043_3345035.jpg先述の通り、このバンドはGuのAdrian Vandenbergを中心に、その脇をRudy SarzoとTommy Aldridgeが固めると言う、メタル村的には「スーパーバンド」とまでは言えないまでもB!の表紙&巻頭記事を飾るぐらいのメンツ。VoのRon Youngもなかなかいい歌を歌っておりました。

Adrian Vandenbergっつーと、メロディアスなギターを弾く人ってイメージがあったのですが、このManic Edenはジミヘンフォロワーっぽいブルースロック路線で、それが個人的にはドストライク。
しかし、どうもその路線が世間的にキャッチャーも取れないような暴投となってしまったらしく、今のところセルフタイトルの1stだけで活動を終えてしまっています。レコファンとか行くといつも100円とかで中古盤が売られていたりするし、個人的に好きなバンド・アルバムだっただけに切ないんですよね…。

で、唯一のアルバムとなった「Manic Eden(S.T)」のなかで一番好きなのが、「Ride The Storm」というバラードです。

Ride The Wind, Ride The Storm
Take your life in your own hands
Cause you know each man is born alone

東京を離れて、大学のある岡山で一人暮らしを始めるって時だったので、当時はこのサビの歌詞が拠り所みたいになってました。



良い曲だわ…。因みに、このアコースティックライブは横浜そごうで収録してた伊藤政則の番組ですよね。これも懐かしい…。

今となって考えれば、仕送りもらっている学生の一人暮らしなんて「own hands」でもなんでもないけれど、当時の身の丈で、自立とか成長とかっていうあやふやなものを精一杯追おうとしていたことは間違いなくて、この曲を聞くたびに、初めて一人暮らしをした街の4月の光景を思い浮かべます。

あー。でも早く自分の手で人生の風や気流を捕まえないとな。仕事頑張ろう。
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by zakiryo | 2010-03-28 03:36 | HM / HR
2010年 01月 31日

Scorpions / In Trance

ここ最近でびっくりしたことと言えば、ひとつはクリスチャン・デスメタルバンドのBelieverがいつの間にか復活してアルバム出していたこと(B!のレビューが「良く分からないけど昔よりは良い」とかなんとか、すげー適当で笑った)、そしてもうひとつは大ベテランScorpionsの活動休止のニュースです。

AC/DCとかMotorheadとかと同じで、解散とか休止とかっていうイメージとは無縁だっただけにかなり驚きました。
とても好きなバンドでアルバムも揃えていたし、こんなタイミングだけどエントリーとして取り上げてみようと思います。

■ Scorpions / In Trance

b0166043_8342938.jpgScorpionsは65年にドイツで結成された5人組のバンドで、45年もキャリアがある大ベテランです。
いやしかし、改めて書くとキャリア45年ってすげーよなあ。その間ずっとそれなりのポジションにいるし、そんなバンドさっきも書いたAC/DCとこのScorpionsぐらいじゃないかなあ、と思います。(ちょっと考えてみたけど他に思い浮かばなかった)

で、このScorpions。恐らく海外ではベルリンの壁崩壊&Wind of Changeのイメージが強いかと思うのですが、日本の場合、一部のメディア…というかB!の影響でウリ・ロート時代の方が人気が高いかもしれません。
僕も熱心なB!読者だった頃、紹介記事に影響されてはコツコツと初期のアルバムを揃えたものです…。

彼らのカタログを初期から聴き進めてみると、確かにウリ・ロートの脱退を機にかなり音楽性は変わっていて、大雑把に言うと、初期→陰のあるハードロック、ウリ脱退後→キャッチーなアメリカンハードロックって感じでしょうか。僕はどの時代も好きですが、B!を熱心に読むようなHR/HMファンには、確かに初期の音の方が好まれるような気はします。

個人的には、アルバムなら94年の「Pure Instinct」、楽曲なら「Taken By Force」収録の「Born To Touch Your Feelings」が特に好き。「Born to~」は、曲の最後に日本語を含むいろんな言語でのポエトリーリーディングがあるのですが、それがいいんですよね。(同アルバムには、インギーもカバーした「The Sails Of Charon」も収められています。この曲はリフがちょーカッコイイ)
でも今回こうしてエントリーを書くためにあれこれアルバムを聴き直してみたけれど、良いアルバム・良い曲の多い、歴史に名を残すバンドだと改めて思いました。まさに「Born To Touch Your Feelings」な稀有なバンド。ぜひB!誌には、今後も若いリスナーを洗脳し続けて欲しいものです(良い意味で)。

そんな名曲群のなかから、動画は「In Trance」収録の「Life's Like A River」をどうぞ。79年に東京で行われたライブ映像だそうです。



これぞウリ時代の真骨頂!って感じ。演歌みたいだ。

今回活動休止のアナウンスは出ましたが、最後に新譜とワールドツアーでがっちり金儲けはしていくようですし、老後の蓄えぐらいは作っていってほしいですね・笑
日本もラストツアーに組み込まれるようなら、最後にKlaus Meineのカウベル聴きに行こうかな。

まあ、活動休止ってもメンバーが亡くなったとか悲しい理由ではないし、とにかく「お疲れさまでした」ですね。
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by zakiryo | 2010-01-31 08:36 | HM / HR
2009年 11月 22日

Between the Buried and Me / The Great Misdirect

このブログでつらつら書いております通り、僕はヘヴィ・メタルが大好きな訳ですが、世間一般の印象からすれば「メタルはダサい」という自覚を持ったうえで聴いています。やっぱR&Bとかヒップリポップリとかと比べればお洒落ではないし、パンクやメロコアとかと比べればおっさん臭い。か細いハイトーンで歌い上げるへなちょこメロディック系メタルをたまに聴くと「うむ。確かにダサい」って、メタル好きな僕でも思うし。

が、しかし。僕より若いバンドのなかでは、メタルの良さ(高い演奏技術や曲展開etc)をしっかりと保持しつつもダサくない、まさに「次世代」のメタルを鳴らす人たちが出てきました。
具体的に名前を挙げれば、Protest the Heroとか、Memphis May Fireとか。細分化されたジャンルで分ければ「メタルコア」ってことになるかもしれないのですが、そんな次世代メタルとして個人的に最も期待するのが「Between the Buried and Me」です。

■ Between the Buried and Me / The Great Misdirect

b0166043_0183689.jpgBetween the Buried and Meは、2000年に結成された5人組のバンドで、Guが2人、VoがKeyも兼ねる編成で、外見だけで判断するなら全然メタルっぽくなくて、どっちかと言えばハードコア系の風貌のお兄ちゃんグループです。(個人的に、以前だったらメタルを馬鹿にしていた層の若者が、メタルの良さを引き継ぎつつも新しい音を鳴らしているっていうのが、また嬉しくて頼もしい)

僕は3rd「Alaska」より前の音源は聴いていないので、「Alaska」以降という前提にはなりますが、Between the Buried and Meの音を一言でいっちゃうと「メタルコア化したDream Theater」です。物凄い馬鹿テクでデス~メタル~ハードコアの境界線を跨ぐプログレッシブな曲をゴリゴリと繰り出していくのですが、それがもう、とにかくかっこいい。
ボーカルは、基本ボエボエとデス声で唸りつつ、曲によっては一転、美声でメロディを歌いあげるシーンもあったりして、個人的にそれがまた良いんですよね。(声だけでなく、曲展開そのものも「ジャズ?」と思うような場面もあったり、とにかく幅広いです)

新譜「The Great Misdirect」では、ノーマル声で歌い上げる場面が増えて、こりゃあもう「2000年代の『Imeage and Words』やあ~」と言いたくなる素晴らしい出来栄えなのであります。

で、今回動画は2つ貼りました。ひとつは、よりDream Theaterっぽい「Selkies: The Endless Obsession」。もうひとつは、このバンドのなんたるかを凝縮した名曲「Sun of Nothing」。どちらも10分近くある曲だけど、目まぐるしく変わっていく展開が曲の長さを全然感じさせません。





Between the Buried and Meは、初めに書いた「メタルはダサい」というエクスキューズを必要としないどころか、「メタルはカッコイイんだよ!」と胸を張って言える、誇りのようなバンドです。
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by zakiryo | 2009-11-22 00:33 | HM / HR
2009年 10月 04日

The Almighty / Crank

最近、「Tim Christensen」というキーワードでのアクセスが多くて「なんで今頃?」と思っていたのですが、あれですね、Dizzy Mizz Lizzyが再結成するんですね。最近のTimは渋い曲ばっか作ってるから、再結成したことだしぜひ以前のDizzy~路線でアルバム作って欲しいな。

で、そのDizzy Mizz Lizzyが日本でライブをした時、カップリングとして組まれたのがThe Almightyです。
音楽性はたいして近くもなく、当時は「なんでこの組み合わせなんだろう」と思ったけど、どちらのバンドもその頃が絶頂期だったようには思います。
(The Almightyも、Pete Friesenを含む面子で再結成と聞いたような聞かないような…)

ということで今回は「小型Motorhead」こと、The Almightyについてです。

■ The Almighty / Crank

b0166043_736146.jpgThe Almightyは89年結成の4人組で、活動当初から4枚目の「Crank」辺りまでは、さっき書いた「小型Motorhead」と称される、馬力型のロックを鳴らすバンドでありました。日本では3rdの「Powertrippin'」辺りから注目を集めるようになった…はず。

本国UKのチャートではその3rdが最も好成績を収めたみたいですが、ここ日本で彼らの地位を確かなものにしたのは、間違いなく次の「Crank」です。終始パンキッシュな楽曲に男臭いボーカルが乗る完璧な出来栄えで、今聴いても発表から15年も経ったと思わせないカッコよさ。

前の「Powertrippin'」も、次の「Just Add Life」も、さらにその次の「The Almighty」も聴いたけど、どれも「Crank」の完成度には遠く及ばない、奇跡のような1枚なのです。「90年代のロックアルバムから好きな10枚を選べ」と言われたら、間違いなくこのアルバムはピックアップする…と思う。

ただ、そこそこの成功を収めたバンドは何を血迷ったのか、次の「Just Add Life」ではブラスを入れた曲をシングルカットしたり、明らかにマイナス方向の路線変更をして低迷期に突入。以後今に至るまで以前の輝きを取り戻すことは出来ていません。(今、「Just Add Life」を改めて聴くとそんなに悪い出来じゃないんだけど、当時は心底ガッカリしたものです)

動画は、そのCrank収録の「Jonestown Mind」を貼っておきますが、もし「お!」と思うところがあれば、こちらも名曲の「Crucify」を合わせてどうぞ。



このThe Almightyには「Over the Edge」って曲がありまして、ライブでこの曲を演奏する時には「It's Time to Over the Edge!」というコールがお約束でした。もちろん、これから演奏する「Over the Edge」という曲の紹介なんですけれども、

It's Time to Over the Edge!(今が限界を超える時だ!)

っていう内省への呼びかけとも取れる訳で、今でもふと思い出す、好きな言葉だったりします。
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by zakiryo | 2009-10-04 07:37 | HM / HR
2009年 07月 23日

Savatage / Edge of Thorns

現在、僕の口腔内には口内炎が5つもありまして、これがホントにキツイ。飲んでも食べても痛いし、集中力も続かない。5個ともなると口内炎も馬鹿に出来ないですよ…。今まで2つ同時すらなかったのに一気に5個なんて今年の個人的10大ニュースにランクイン間違いなし。(ぜってーストレスだな、これ)

と、伊藤政則ばりの不健康自慢から始まりましたので、紹介するバンドもマサ伊藤っぽく今回はSavatageを取り上げたいと思います。

■ Savatage / Edge of Thorns

b0166043_23294872.jpgこのEdge of Thornsは、93年に出た…えーと8枚目?のアルバムでしょうか。僕が高校生の頃に、このアルバムから聴き始めた当時には、もうそれなりの地位を築いていたバンドでした。
Voが変わったり、Guの人が死んでしまったり、それ以前からの経緯や出来事の重さもよく分からぬまま、B!で紹介されていたからと「Edge of Thorns」を聴いた思い出があります。これ、確か西新宿の変な輸入盤屋で買った気がするなあ…。

今も活動しているのか全然知らないのですが、アルバムの出来の良さや、Gu死去という話題性もあって、このあたりがSavatageのキャリアハイだったのかもしれません。

で、悲劇のバンド的なポジションとAlex SkolnickをGuに加えた新編成で翌94年に日本で行ったライブ映像がこちら↓です。「Edeg~」の曲ではないけど、Savatageといったこの曲、「Gutter Ballet」をどうぞ。



これぞ正統派HMッ!!やっぱ名曲だわ。キメのメロディが溜まりません。Zachary Stevensもフェイク一切無しで頑張りました。

93~94年あたりが一番アルバム1枚1枚に費やした時間が多かったと思うので、ふとした拍子に聴き直しても「やっぱいいわ~」指数が高い気がする。Savatageなんて何年かぶりに聴いたけど思わずモニターの前で拳を振り上げちゃうぜー。(と、50歳60歳になっても言ってそう)
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by zakiryo | 2009-07-23 23:31 | HM / HR
2009年 06月 02日

Skid Row / Slave to the Grind

Angel Witchが30年の時を経て初来日公演決定!なんだそうです。確かに1stは名盤ですけども、2009年も半ばを迎える今日において、QUATTROが埋まる程のお客さんは集まるのでしょうか…。

NWOBHMファンの皆様、大変です!

とか言われても、今の日本にNWOBHMファンて何人おんねん、と言いたくなりますね…。(そういう意味で注目のライブではありますが)

と、いきなり横道に逸れましたが、今回は30年と言わないまでも15年ちょい昔に戻りまして、僕が初めて聴いたメタル・アルバムSkid Rowの「Slave to the Grind」をピックアップしたいと思います。

■ Skid Row / Slave to the Grind

b0166043_2315020.jpg今改めて調べたら、このアルバムって91年発表なんですね。もう18年かい…。

発表当時は、確かアメリカのチャートで初登場1位を獲得したはずで、「そんな時代もあったんだなあ…」と懐かしむ反面、音を聴けばそのカッコ良さは今でも十分通用する内容。
80年代のヘア・メタルほどのナヨナヨ感はなく、とはいえVoのSebastian Bachのルックスで女性ファンにもアピールと、よくよく考えると間口の広い層に受け入れられる要素をもったバンドだった気もします。

そのSebastian Bachをボーカルに擁した全盛期は、「Slave to the Grind」を含めてもたった3枚しか作品を出しておらず、それもまた勿体なかったなあと思いますね。次作「Subhuman Race」に、全盛期のこのバンドにしか作り得ないコテコテのパワーバラードが1曲でもあったなら…というのは、今でも本気で思います。

今回、動画は「Slave to the Grind」の1曲目かつ1stシングルの「Monkey Business」をどうぞ。



こういう曲こそ、最近の高校生とかに聴いて頂きたい!(と、おっさんは思う)

因みに、このSkid Rowには「18 and Life」っていう曲がありまして、18歳の少年が誤って銃で人を殺してしまい、「18にして人生を知る」というような内容なんですが、これを16歳の時に聴いて「僕も18になったら何かを知るのだろうか」とぼんやり思ったものの、33歳の今も人生なんてさっぱり分かりません。

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そして、またまたプチ告知なのですが、運営しているネットショップにて、北海道赤肉メロンの受付とお得なお中元キャンペーンを開始しました。お時間あるようでしたら、一度覗いて頂けると幸いです。
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by zakiryo | 2009-06-02 23:18 | HM / HR
2009年 04月 26日

Kingston Wall / Kingston Wall II

アーチストが活動を終える理由としては、解散に次いで「死去」が多いのではないかと思います。Jimi Hendrixしかり、Nirvanaしかり。アーチストの生き方や思想までを思い描きながら聴くリスナーにとっては、最も辛い理由ですね。生きてさえいれば、また再結成とかもあり得るのに。

今回ピックアップするKingston Wallも、中心を担っていたVo&Gu Petri Walliの自殺によってその活動を終えた悲運のバンドです。

■Kingston Wall / Kingston Wall II

b0166043_03180.jpgKingston Wallはフィンランド出身のHRバンドなのですが、このアルバムのジャケットからも分かる通り、中近東を連想させるメロディがあったり、サイケデリックな展開も多かったりと、ちょっと通好みと言いますか、敷居の高いプログレッシブな音楽性ではあったのですが、不思議と聴いていて飽きない魅力も備えていたように思います。「II」の1曲目、「We Cannot Move」とかは物凄くキャッチーな曲ですし、時に物凄く泣けるフレーズを挟んできたり。

元Dizzy Mizz LizzyのTimもこのバンドからの影響を公言していて、確かにソロになってから彼のアルバムに収録されたサイケデリックな曲では、Kingston Wall…というか、Petri Walliの影響をモロに感じさせます。
日本では、ゼロ・コーポレーションからカタログ3枚とも日本盤が出たとは言え、特に話題になることもないまま、Petri Walliの訃報を聞くことになってしまいましたが、本国周辺では結構な人気があったようです。(因みにゼロ・コーポもその後訃報を聞きましたね…。切ない)

で。このバンドのアルバムから1曲を、ってことなら僕にとっても初めてのきっかけとなった「We Cannot Move」かなと思うのですが、今の心境的に今回は「Shine on Me」のライブをどうぞ。約7分もあるけれど、このバンドの場合は長ければ長いほどいい気がします。



ライブでは、尚更良いギターを弾く人だったんですね。Petri Walli。

今回動画を探してみても、活動期間の短さや残したアルバムの少なさから想像できないぐらい沢山の動画がポストされていて、今に続く根強い人気と、その人気を作り出した唯一無二の魅力を知りました。
最後の作品となった「III:Tri-Logy」も素晴らしい内容だっただけに、Petri Walliの早すぎる死は、返す返すも本当に残念。
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by zakiryo | 2009-04-26 00:03 | HM / HR
2009年 03月 29日

Testament / The Legacy

50歳を超えてガンを発症と聞けば、思わず沈痛な面持ちで「そうですか…」と言葉を濁す、重苦しい出来事だと思うのですが、世界は広いものでメロイックサイン片手にエア・ギターを繰り出す、「あんた、ホントにガンなの?」と聞きたくなるおっさんもいるのです。

ということで、今日はそんな不死身のおっさんことChuck Billy率いるTestamentをピックアップしたいと思います。

■ Testament / The Legacy

b0166043_1918363.jpgこのバンドもスタートは古く、1stの「The Legacy」は1987年発表です。所謂「スラッシュ四天王」に名を連ねることはできませんでしたが、それに比肩する力量を持った、メタルファンにはベイエリア・スラッシュの代表格としてお馴染みのバンドですね。

でも今振り返って考えれば、80年代に「スラッシュ四天王」と呼ばれたバンドのうち、MetallicaとMegadethは音楽性をふらふらと変えながら今に至っているし(どっちも好きだけど)、Anthraxに至っては今何してるの?だし。
スラッシュと言える音楽性を貫いているのって、SlayerとこのTestamentだけですよね。いい加減(せめて)Anthraxとは入れ替えしてあげて欲しいわ。

で、Testamentが素晴らしいのって、時系列で見た時の一貫性ってのもあるけれど、メタルとしての突貫力と様式が楽曲の中で両立してる、ってのが個人的には大きなポイントだと思っています。もちろん、そのなかでデス声での咆哮も良し、朗々とメロディを歌い上げても良し、のChuckの幅広いボーカルは不可欠な要素。
そういった意味で、1stの冒頭を飾る「Over the Wall」は、Testamentとは何ぞや?を凝縮したスラッシュ史に残る名曲だと思います。

こちらのライブ映像で、そんな名曲をChuck Billyさんの激しいエア・ギターとともにお楽しみください。




いやー。マジでカッコよすぎる。ツインリードの件とか、ドラム含め「これぞメタル!!」ですよね。技術があるからこそ作りだせる興奮って素晴らしい。(いや、でもこのドラム本当にすげーな…。John Tempesta?)

Testamentは、Chuckのガンを乗り越え、現在もこんな調子で活動を続けていて、去年は「The Formation of Damnation」という、どこを切ってもTestamentなナイスアルバムを発表しました。

北海道に移住してからメタルとはかなり縁遠い生活を送るようになってしまいましたが、昔聴いていたバンドには思い入れもあるし、変わらずに良いアルバムを作り続けてもらいたいですね。Chuckにも死ぬまでエア・ギター続けて欲しい。
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by zakiryo | 2009-03-29 19:24 | HM / HR