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2009年 11月 29日

Daft Punk / Alive 2007

もし仮に、楽器も弾けないし歌も下手な僕が音楽の作り手になろうとするならば、PCを使ってテクノ/エレクトロニカ路線に進むのが一番現実的で簡単なのではないかと常々思っています。4つ打ちだけなら、全くの知識ゼロでもフリーのソフト使って30分もあれば出来そうだし。(実際どうなのかは分かりませんが、イメージ的に)

と、そんな簡単で敷居の低いテクノ/エレクトロニカではありますが、じゃあエンターテイメントとして成立しうる楽曲も簡単に作れるのかというと、一転、実は最も難しいジャンルなのではないかとも思うのです。「アンビエント」とか「酩酊感」とか、作り手に都合の良い言葉で煙に巻くというか、少なくともシラフの人には理解しづらい楽曲が多い気もしますし、アルバム1枚通して楽しんで聴けるアーチストとなると本当に少ない。

今回は、そんな簡単で難しいテクノ/エレクトロニカのトップを突っ走るDaft Punkをピックアップします。

■ Daft Punk / Alive 2007

b0166043_281537.jpgDaft Punkは、CMにも使われた「One More Time」ならほとんどの人が知っているであろう、謎のフルフェイス2人組で、あくまで僕個人の印象でしかないですが、テクノ/エレクトロニカシーンでは、Daft Punkがぶっちぎりのトップアーチストだと思います。

彼らが作る曲には、聴き手の嗜好を越える圧倒的な彩りと楽しさがあって、なんかもう、イチローが9年連続で200本ヒット打つのと同じように、ごく限られた人間にしか与えられない特別なセンスとか才能を思わずにはいられないほど、Daft Punkは飛びぬけてる。テクノ界のThe Beatlesですよ。

そんなDaft Punkの実力がさらに発揮されるのがライブでして、「凄い!」「楽しい!」というネット上での評判を、指をくわえながら羨ましがっていたところに発表されたのが、ライブアルバム「Alive 2007」。
ライブでのDaft Punkは2つの曲をリミックスしながら繰り出していくようなのですが、そのアレンジがまた良くて聴いてて燃えるんですよね。って、言葉を費やすよりも実際に見てもらうのが早いので、こちらの↓日本公演の様子をどうぞ。



いやー、何この幸福感。溜めて溜めてドカーン!(わー!)みたいな場面が堪りません。こうして動画で見てても燃える。死ぬまでに一度は実際にライブに足を運びたいなあ。(このライブ動画にも出てくる「Around the World」のPVもかっちょいいので合わせてこちらからどうぞ

因みに今回、このエントリーのためにDaft Punkの動画漁っていたら、予想以上にライブ動画が楽しくて元気が出ました。少なくとも僕の人生にとって、やっぱ音楽は大事なものだな、と今更ながらに再認識する機会にもなりました。12月も音楽聴きながら頑張ろう。
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by zakiryo | 2009-11-29 02:11 | Electronica
2009年 11月 22日

Between the Buried and Me / The Great Misdirect

このブログでつらつら書いております通り、僕はヘヴィ・メタルが大好きな訳ですが、世間一般の印象からすれば「メタルはダサい」という自覚を持ったうえで聴いています。やっぱR&Bとかヒップリポップリとかと比べればお洒落ではないし、パンクやメロコアとかと比べればおっさん臭い。か細いハイトーンで歌い上げるへなちょこメロディック系メタルをたまに聴くと「うむ。確かにダサい」って、メタル好きな僕でも思うし。

が、しかし。僕より若いバンドのなかでは、メタルの良さ(高い演奏技術や曲展開etc)をしっかりと保持しつつもダサくない、まさに「次世代」のメタルを鳴らす人たちが出てきました。
具体的に名前を挙げれば、Protest the Heroとか、Memphis May Fireとか。細分化されたジャンルで分ければ「メタルコア」ってことになるかもしれないのですが、そんな次世代メタルとして個人的に最も期待するのが「Between the Buried and Me」です。

■ Between the Buried and Me / The Great Misdirect

b0166043_0183689.jpgBetween the Buried and Meは、2000年に結成された5人組のバンドで、Guが2人、VoがKeyも兼ねる編成で、外見だけで判断するなら全然メタルっぽくなくて、どっちかと言えばハードコア系の風貌のお兄ちゃんグループです。(個人的に、以前だったらメタルを馬鹿にしていた層の若者が、メタルの良さを引き継ぎつつも新しい音を鳴らしているっていうのが、また嬉しくて頼もしい)

僕は3rd「Alaska」より前の音源は聴いていないので、「Alaska」以降という前提にはなりますが、Between the Buried and Meの音を一言でいっちゃうと「メタルコア化したDream Theater」です。物凄い馬鹿テクでデス~メタル~ハードコアの境界線を跨ぐプログレッシブな曲をゴリゴリと繰り出していくのですが、それがもう、とにかくかっこいい。
ボーカルは、基本ボエボエとデス声で唸りつつ、曲によっては一転、美声でメロディを歌いあげるシーンもあったりして、個人的にそれがまた良いんですよね。(声だけでなく、曲展開そのものも「ジャズ?」と思うような場面もあったり、とにかく幅広いです)

新譜「The Great Misdirect」では、ノーマル声で歌い上げる場面が増えて、こりゃあもう「2000年代の『Imeage and Words』やあ~」と言いたくなる素晴らしい出来栄えなのであります。

で、今回動画は2つ貼りました。ひとつは、よりDream Theaterっぽい「Selkies: The Endless Obsession」。もうひとつは、このバンドのなんたるかを凝縮した名曲「Sun of Nothing」。どちらも10分近くある曲だけど、目まぐるしく変わっていく展開が曲の長さを全然感じさせません。





Between the Buried and Meは、初めに書いた「メタルはダサい」というエクスキューズを必要としないどころか、「メタルはカッコイイんだよ!」と胸を張って言える、誇りのようなバンドです。
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by zakiryo | 2009-11-22 00:33 | HM / HR
2009年 11月 01日

サニーデイサービス / サニーデイサービス

いよいよ北海道の天気予報に雪マークがちらつく季節になりました。道民の皆さんは、「ストーブを使わずにどこまで我慢できるか大会」に勤しんでいる頃かと思いますが(僕はもうめげそう…)、雪が降りだすと公園への散歩も半年近く我慢となってしまいます。気分転換のほとんどを公園に依存している身としては、これが本当にキツイ…。

でもそんな雪深き我慢の日々は、サニーデイサービスを聞いて乗り越えるのです。

■ サニーデイサービス / サニーデイサービス

b0166043_622759.jpg邦楽シーンの本多多聞(プロレスリング・ノア所属)こと曽我部恵一を中心とした3人組のサニーデイサービス。
94年にデビューして以降、70年代風のフォークロックから最後は緩いエレクトロニカまで、広い指向をもった楽曲を発表し続けましたが、個人的には4th「サニーデイサービス」から6th「MUGEN」あたりが一番好きで、恐らくセールス的にもこの頃がピークだったのでは、と思います。

そんなサニーデイのどこがいいのかと問われれば、さっきも書いた「70年代風」という形容をしたくなる、いかにも日本人だなあっていう情感と、一方では晴れた日の公園で「だーっ」って寝ころびたくなるような晴れやかさが同居する素敵さ、と言えましょう。
4thの「サニーデイサービス」って97年のアルバムだけど、iPod持って公園に散歩に行く時にはほぼ毎回聴いてるかも、ってくらい好きです。公園だけに、って訳じゃないですけど、このアルバムのメロディはホント、エバーグリーン。「king of 芝生の公園に似合うアルバム」ですな。

で、動画はこのアルバムからシングルカットされた「NOW」をどうぞ。曲の最後に曽我部恵一がバンザイしているけど、聴き終わると思わずそんな気持ちになる良い曲です。



なんとな~く~♪あ~いい歌だ!好きすぎる。

バンドは2000年に解散をしてしまったのですが、去年ついに再結成!ライブ中心の活動みたいだけど、ぜひアルバムも作って欲しいと願っております。来年の春、暖かな日の公園でサニーデイの新譜を聴きながら散歩とかできたらいいなあ…。
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by zakiryo | 2009-11-01 06:26 | POP