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2010年 04月 25日

R.E.M / Out of Time

東京にお住まいの方であればご存じと思うのですが、新宿以西を走る電車のほどんどは東西に伸びておりまして、南北への移動というのは思いのほか大変です。もちろんバスは走っていますが、東京の道路事情を反映して「いつやってくるのやら…」といった感じですし。

僕が通っていた高校は、自宅から見るとその「南北」な位置関係になってしまっていたため、東京に住んでいながらも片道30分近く自転車を漕いで毎日通学をしていました。今思えば、我ながら毎日よく通ったもんだよなあ、という感想しか出てきませんが。

で、その自転車通学の道中、いつもイヤホンで音楽を聴いていました。借りてきたレンタルCDをカセットテープにダビングしては通学途中に聴く、という繰り返しで、高校時代に聴いた音楽が今でも特別なものとして染みついている理由の半分ぐらいは、この3年間の通学路にあったような気もします。

ということで、今回はその通学時によく聴いていたR.E.Mの「Out of Time」です。

■ R.E.M / Out of Time

b0166043_3131811.jpgこうしてピックアップしておきながら、実はあまりR.E.Mについて詳しい訳でもなく、改めてウィキとか見てみますと、1980年にキャリアをスタートさせて、この「Out of Time」は7枚目のアルバムってことみたいですね。
随分と投げやりな紹介ではありますが、このアルバムが重要なのは、バンドにとっても全キャリア中最高のシングルセールスを記録することとなる「Losing My Religion」が収録されている点にあります。

歌われる詩がするする理解出来る訳ではない僕のような日本人にとって、このアルバムって退屈な曲も多いんだけど、「Losing My Religion」だけはメロディで聴き手を薙ぎ倒す魅力がありました。(あとShiny Happy Peopleも狂ってていいですね)

さっきも書いた通り当時はカセットテープだったから、つまらない曲をきゅるきゅると早送りする手間と時間は意外と大きくて、「面倒だなあ」と思いつつも、この曲を聴きたいがためにいつもウォークマンにこのアルバムのテープを突っ込んでいた気がします。



今回こうしてR.E.Mを取り上げたのは、このライブ動画を見ていた時に「あれ?俺この曲ほとんど歌えるじゃん…」と自分でもビックリしたことがきっかけでした。そういえば、高校時代よく聴いてたなあ…と。

因みに、R.E.Mで一番好きなアルバムは、インディー時代のベスト盤「Eponymous」です。
メジャーに移ってからの音は、歌詞優先というか、さっき書いたように言葉が分からない人にとっては理解し難い曲も多いですが、初期は溌剌としてメロディにも憂いがあってとても良いですよ。

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そして最後にちょっとだけ告知。
仕事で使っているTwitterアカウントで、毎日1曲ずつ音楽動画を紹介していっています。平日毎夕にポストしているので、もし良ければこちらも覗いてみて頂けると嬉しいです。

http://twitter.com/4cocoro
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by zakiryo | 2010-04-25 03:19 | Alternative
2010年 04月 11日

Lifehouse / Smoke & Mirrors

父親のがん騒動に続き、今度は母親が目の手術を受けるとか受けないとかのドタバタのなか、再度東京出張へと行ってきました。

満開の桜を横目に、詰められるだけ詰めた予定を消化すべくあれこれ廻ってきたのですが、夜はいずれも友人に付き合ってもらっておっさんトークをしてきました。

って、「おっさんトーク」とかちょっと「ガールズトーク」っぽく書いてみましたけど、実際話してたのは「や~、最近人の名前が突然出てこなくなっちゃって」「あるある~」みたいな30代の切ない話な訳ですけど。
で、そんなおっさんトーク中で勧められたWingerと一緒にお土産で買ってきたのが、Lifehouseの新譜「Smoke & Mirrors」です。

■Lifehouse / Smoke & Mirrors

b0166043_20195183.jpgHanging By A Momentでチャート1位を獲得したり、華々しいデビューを飾ったのも今や昔。あっという間に、このバンドもデビューから10年ですよ。そりゃあ僕らも年取るよ…というのは横道に逸れますが、デビューすると同時に頂点に立ってしまったこともあって、その後はなんとなく徐々に下降線を辿っていた…ような気がしていました。個人的には。

でも、今回のアルバムは良いです。
「若いのになんでそんな切ないメロディ書くの?」という1stと比べると、今作はちょっと若々しいというか、アメリカンロックど真ん中な色合いが強まったけど、凄く良い。個人的には超気に入ってます。メンバーが増えたみたいだけど、それも良い効果を生んだのかしら。

ということで、動画もそのSmoke & Mirrorsから…と思って色々漁っていたら、めちゃくちゃ良いライブがあったのでこちらを。
曲は、3rd収録の「Better Luck Next Time」なのですが、Jason WadeだけでなくベースのBryce Soderbergの歌いっぷりがグッときます。不覚にも心動かされた名演。



「感情を込める」という、単純にして心を動かす唯一の術、ですね。

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今回東京に戻って、僕自身を含め35歳前後の友人と話をしていて「世代を繋ぐ」ということをぼんやり思いました。
以前このブログでも書いた父親のがんの話をしてみると、「俺もさあ…」と時間の終わりに向けた気持ちの整理がどの友人にも見えるし、一方では(これは僕自身は該当しないけど)女性であれば肉体的に子供を産むか・産まないか、の岐路にも立つ。

もちろん人によって違いはあるけれど、それまでは任意の選択的なものが、35歳近辺になると強制的に世代を繋ぐ役割が巡ってくるのかな、と。(ってこの内容自体、友人が話していたことだけど)

「この歳にもなって」なのか「この歳だから」なのかは分からないけど、今更ながらに「経験しなければ分からないこと」というのはあるものだな、とこの2年は何度も何度も思います。例えば「親孝行」なんて道徳的な価値基準で測られるものじゃなくて、「今しかできない」ことなんだから、生きるためにご飯食べたりウンコしたりするのと同レベルのことですよね。
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by zakiryo | 2010-04-11 20:22 | Alternative