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2013年 12月 31日

2013年に聴いたアルバムBest5

更新意欲が全く尽き果てておりましたが、年末のベストアルバムだけは更新します!
今年も括りは音源の発表年ではなく「私が今年聴いた」という身勝手さでありまして、以下5枚(因みに全部メタル)をご紹介致しますです。


To Cast A Shadow / In Memory of

いつの頃からか、「ゴシック」と言えばノリの良いバッキングに女性Voかナルシスティックな男性Voが乗るというのが定番スタイルになりました。

ただ、90年代前半にParadise LostとかThe Gatheringとかが出てきた当初は「取っ付きにくい音像でネガティブな世界の美しさを淡々と描くもの」だった訳で、おっさんリスナーは今でも「なんやねん、ノリノリゴシックて」と思ってしまうのであります。
(Paradise Lostはじめ、ジャンルの創始者がこぞってその路線に行ってしまったから仕方がない部分もありますが)

To Cast A Shadowは、そんな90年代前半の空気感をビシビシ伝えるオールドスクールなゴシックメタル。
女性Voとギターが延々と物悲しいメロディを繋げていく、救いのない世界観が素晴らしい!!
意識の低い人間なので、ポジティブに!前向きに!とか言われるよりも、こうして厳然とある事実を淡々と描くことに共感を覚えます。




Withering / Gospel of Madness

「90年代前半を懐かしむ:ゴシック編」がTo Cast A Shadowならば、このWitheringは「メロデス編」です。

だいたいがやね!昨今の量産型メタルコア勢は単音リフで誤魔化しすぎやねん!君ら若いんだから決めのメロディでドヤってないでもっとちゃんとリフ作らんかい!

と、老害丸出しのダメ出しをしている私のような人間にとってWitheringはもう癒しレベル。
疾走パートはほとんどないけどギターの抒情メロディが途切れることなく続くという、昔のAmorphisに非常に近いスタイルのアルバムで、「やっぱこれやわ~」と温泉に肩まで浸かるレベルの癒しと安らぎ。メタルはやっぱリフやで。




Charlotte / Medusa Groove

「90年代前半を懐かしむ:メロデス編」がWitheringならば、このCharlotteは「アメリカンHR編」…なのですが、実はこれ90年代に録音していた音源を今になって発売したという、ガチで90年代のアルバムらしいです。

で、曲を聴いて真っ先に思い浮かべるのが同時期のGreat White。(アルバムで言えばPsycho City)

Great White全体のキャリアで言うと「Psycho City」は80年代の成功から凋落へのターニングポイントとして位置づけられることが多いように思いますが、私はめっちゃ好きなんですよね。

Psycho Cityも、そしてこの「Medusa Groove」も、グランジ一大ムーブメントの波がメタル勢も飲み込み、80年代と比べ一様にシリアス化した時代性っつーのを良くも悪くも反映しているように思います。
動画はGreat Whiteの名曲「The Big Goodbye」も合わせてどうぞ。






Sylosis / Edge of the Earth

と、ここまでは90年代懐古主義的なアルバムが続きましたが、次は次世代メタルシーンの注目株「Sylosis」です。

メロデスというほどメロくはないけど、スラッシュというにはメロディアス。
そんな隙間に位置するバンドなのでとにかく一度下に貼った曲を聴いてみてもらうのが早いかも。
ギターがめっちゃ上手で(最近の若手バンドはみんな上手)、グロウル/スクリームなのに歌メロがキャッチー、そしてこの曲で言えばサビの高揚感が素晴らしい。文句の付けようがない素晴らしいアルバムでありバンドです。

一部では「次のMetallica」とか言われてるそうだけど、マジでそのぐらいのスケール感を私も感じました。今年上半期のMVPはこれ。




Carcass / Surgical Steel

そして今年聴いたアルバムのNo1は、リバプールの残虐王の復活作「Surgical Steel」であります。

Carcassは数年前に一度ライブ限定の復活をしておりまして、その様子を動画で見たところ、いやもうBill Steerのギターがgdgdで酷い有様。ヌルい70年代HRのリフしか弾けない体になってしまったのか…と期待値がマイナスとなっていたところにこの復活作は出た訳です。

が、これめっちゃ良いじゃないですか。
総じてリフはヌルめですが、ギターソロまで行くとほとんどの曲でひと山ある感じ。「Michael Amottなんていらんかったんや!Bill Steer最高や!」と思わず猛虎弁で言いたくなる会心作です。個人的にはHeartworkよりもこっちのが好きですね。

で、動画はなかでも秀逸なUnfit For Human Consumptionを。(PVもあるけど若干グロいのでジャケ写のにしてます)
この曲もギターソロパートがクソカッコ良くて、ギュイーン→キレキレのギターソロ→ブラストビート&トレモロピッキングでモッシュ不可避。
「マイナーなアルバムをNo1にしちゃうぜ」という中二マインドを木端微塵に打ち砕く、記念碑的名盤です。



あと今年はその他に、

・Bloodline Severed / Visions Revealed (クリスチャン・メタルコア)
・Jardin De La Croix/ Ocean Cosmonauts (マスロック)
・Lone Wolf / The Devil and I (SSW)

なんかが良かったです。
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by zakiryo | 2013-12-31 17:54 | 雑記